Adria Mobil
一貫プロセス ― プラズマと接着の融合

一貫プロセス ― プラズマと接着の融合

 Adria-Mobil社の歴史は1965年までさかのぼります。この年、南スロベニアのノヴォ・メストで同社の最初のキャンピングトレーラーが組み立てられました。今日、Adria社は、キャンピングトレーラー、キャンピングカーおよびモバイルホームのヨーロッパ主要メーカーの一つです。

アドリア社のモットー“Living in motion“つまり「動きの中に生きる」とは、当社の製品をご愛用いただいているお客様のモビリティのみを指すのではありません。同時に当社のイノベーション精神も表しています。持続可能性、特に環境に優しくコスト効率の高い生産プロセスが弊社の活動の発展にとって重要な前提条件であると自覚しております。その好例となるのがOpenair-Plasma®技術の導入でしょう。

 アドリア社製品が常に目指している事の一つに重量の軽減があります。これは一方で燃料の削減に、他方で耐用年数の延長につながります。ネジを使って組み込まれる代わりに、ウィンドウ、ドア、ライトフレーム、天井換気ファン、角材等の部品は、ストラクチャ側に接着されます。2011年までは、プラスチック表面の前処理は、下地塗りとしてプライマーの塗布が従来通り手作業で行われていました。2012年のOpenair-Plasma®技術の導入は、弊社の製造過程におけるイノベーションの可能性を広げました。弊社は、今や環境に優しい前処理を迅速に行うことに加え、プラズマ処理と接着という二つのプロセスを同時に自動化することが可能となり、大幅なコスト削減に繋がったのです。 

 Plasmatreat社のノズル式表面処理システムによって接着剤のノズルと統合ができます。二つの手順を一台のロボットが制御し、以前よりも短い時間で連続的に行うことが可能になりました。原理はシンプルです。まずロボットがプラズマローテーションノズルRD1004を用いて、指示された表面の前処理を完了すると、即座にプラズマノズルが引き上げられ、代わりに接着用ノズルが下降します。接着用ノズルを載せたロボットは、プラズマノズルが直前に処理した軌道を正確にたどります。接着剤塗装の後、装置から取り外された部品はキャンピングカーあるいはキャンピングトレーラーの壁や天井に接着されます。 

 自動接着プロセスと組み合わされたOpenair-Plasma®技術の導入は、弊社のアセンブリープロセスに大きな利点となり、満足しています。今日、前処理を環境に優しく、高速で安全、かつ再現性のあるプロセスに出来ただけではなく、接合の強度も上がり、より安全になりました。さらに、上述のオートメーション化よって接着剤の使用量も抑えることが出来、大幅なコスト削減となりました。

Matjaž Marovt
Deputy CEO & Operations Manager
Adria-Mobil,d.o.o.


Adria-Mobil,d.o.o.
www.adria-mobil.com

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