シーリングと接着技術は表面技術と密接に結ばれています。良く前処理された表面は、素晴らしい、耐時性のある接着結果を示します。溶剤を使った洗浄、研磨や前コーティングは接着表面の前処理としてこれまで行われてきた方法です。しかし一般的にはこれらの方法は、手間がかかり、時にはオートメーション化の妨げとなっています。
にもかかわらず、お客様はオート化や、プロセスの高い安全性や簡略化、サイクルタイムの短縮などを希望なさっています。これらすべての要求を最適に満たすために従来の前処理方法に代わる方法を探し、大気圧プラズマ装置にその活路を見いだしました。
接着・シーリング剤業界のトップメーカーとしてSika Deutschlandは、ここ数年プラズマトリート社といくつかの指標となる接着プロジェクトを行っており、シリーズ化するまでに至りました。オープンエアプラズマの活用を通じてSikaflex®-254 BoosterシステムやSikaTack® -Plus Booster、Sikaflex® -600シリーズが、難しい接着材料ですらベストの結果を出すことができました。
シリーズプロセスで特筆すべき点は、Openair-Plasma®システムが接着技術のラインに取り込むことが容易であることです。このテクノロジーのおかげで、接着が困難な材料にも、手間をかけることなく接着可能な状態に表面改質することができます。
Artur Zanotti
技術部長
SIKA Deutschland GmbH