プラズマトリート社がインダストリー賞2012に輝く

【ハノーバー/シュタインハーゲン】 

4月23日、国際工業技術見本市ハノーバーメッセにて、革新的なコーティングテクノロジー“PlasmaPlus®”装置がドイツINDUSTRIEPREIS 2012を受賞しました。

この栄えある賞は、月曜日に行われた“Night of Innovation”にて、Plasmatreat GmbH社代表取締役CEOであるDipl.-Ing.クリスティアン・ブースケ氏と研究開発部長のDr.クノスペ氏に授与されました。 7年前から“ドイツ技術者協会VDI(Verband Deutscher Ingenieure)”の後援で行われているこのコンクールに、今年は今までで一番応募があり、30人の審査員にとって、14のカテゴリー勝者を決めることは容易ではありませんでした。

“PlasmaPlus - 通常気圧下でのプラズマポリマー部分処理”プロジェクトを掲げたプラズマトリート社の他に総数500以上もの応募がありました。プラズマトリート社は、大学教授、研究者、専門ジャーナリスト等から構成される審査員によって“生産技術と機械工学”部門に選ばれました。VDI会長のProf.Dr.-Ing.habil.ブルーノ O.ブラウン氏は、自身初めての基調講演で、このインダストリー賞は工業を担う企業と同様に参加者の積極的な参加を強く促すものであると強調しました。

“プラズマポリマー化”という概念は、最近までは真空状態でのみ可能なコーティングプロセスとして理解されていました。しかし、ブレーメンにあるフラウンホーファーIFAM研究所との密接な共同開発を経てプラズマトリート社は特許PlasmaPlus®装置を誕生させました。この装置は、ナノファインで、しかも処理箇所を選択できる機能コーティングを材料表面に施すことができ、また、その処理は通常気圧下の生産ライン上で可能にしました。

具体的なPlasmaPlus®装置の活用例としては、高い腐食保護性を有したアルミニウム、プラスチックでは水、酸素や二酸化炭素バリアを対象としたガス透過性の改善、キズに強い皮膜、汚れのつきにくい表面、2色成型機からの離型コートの生成などが挙げられます。また、ガラスやセラミック上にも様々な機能を付与することができます。どのようなケースであれ、環境を脅かす化学薬品に置き換わるテクノロジーです。

受賞の挨拶でクリスティアン・ブースケ氏は、「INDUSTRIEPREIS 2012の受賞を非常に嬉しく、そして誇りに思います。審査員の皆様が、既存の工業アプリケーションに大きな将来性を与えるものとしてPlasmaPlus®装置を評価してくださったことに感謝し、今後も益々鋭意努力して参りたいと思います。」と述べました。

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