ライフサイエンス業界向けOpenair-Plasma® | 化学/バイオケミカル (生化学) 応用

化学化合物の製造は、現在でも多くが処方に基づくバッチプロセスで行われています。しかし、薬学や生化学のように高度にカスタマイズされた組成が求められる分野では、この従来方式は工程が複雑で、自動化が困難という課題があります。

この課題を解決するには、流量や混合を精密に制御できる連続反応技術が不可欠です。
例えば、特定の化学反応を開始するためにエネルギー投入が必要な場合、従来は加熱や火炎処理しか手段がありませんでした。しかし火炎は自然酸化を引き起こすため、化学物質に直接適用することはできません。

Openair-Plasma®によるプラズマ化学 ― 新たな反応を引き起こす理想的なイニシエーター (反応開始剤)

Openair-Plasma®(オープンエアープラズマ) は、その作用原理により特定のプロセスガスを高エネルギー状態でイオン化できるため、化学や生化学における反応開始の理想的な手段となります。

現在、ドイツ・ハノーバー大学では、プラズマ技術を活用した有機化合物合成に関する反応化学の研究が進められており、次世代の応用可能性が探求されています。

ナノテクノロジー:生体システムにおけるナノ粒子の分散性 ― 凝集を防ぐナノ粒子

生体システムにおけるナノ粒子の挙動を理解することは、医療分野における新たな治療法の可能性を切り拓きます。

化学反応界面におけるナノ粒子と細胞の選択的な相互作用、また液体中でのナノ粒子の分散性は、いずれもその表面特性に大きく依存しています。

そこでプラズマトリートは、ナノ粒子の表面特性を制御し、分散性や相互作用を最適化するためのプラズマ前処理に対応した専用のプラズマ反応装置を開発しました。この装置には連続的な粒子供給機能が搭載されており、従来の大きな課題であったナノ粒子 (ナノパウダー) の凝集防止を可能にしています。

さらに渦電流の原理を応用することで、ナノ粒子を均一にプラズマへ供給でき、連続的かつ再現性の高いプロセスを実現しています。

今後の展示会とイベント

見本市やイベントでプラズマを身近に感じてください!

見本市
2025年11月06日 - 07日

MUSUBI 実装・組立展 姫路

会期:11月6日(木)・7日(金)

会場:兵庫県 アクリエ姫路 1F A/Bホール

見本市
2025年11月12日 - 14日

高機能素材WEEK【東京】2025

会期:11月12日(水)~14日(金)

会場:幕張メッセ

見本市
2025年11月12日 - 14日

Makuhari Highly-functional Material Week

このイベントは、最先端の材料技術とイノベーションを網羅的に展示する総合的な展示会です。

幕張メッセ

日本