ナノテクノロジー:生体システムにおけるナノ粒子の分散性 ― 凝集を防ぐナノ粒子
生体システムにおけるナノ粒子の挙動を理解することは、医療分野における新たな治療法の可能性を切り拓きます。
化学反応界面におけるナノ粒子と細胞の選択的な相互作用、また液体中でのナノ粒子の分散性は、いずれもその表面特性に大きく依存しています。
そこでプラズマトリートは、ナノ粒子の表面特性を制御し、分散性や相互作用を最適化するためのプラズマ前処理に対応した専用のプラズマ反応装置を開発しました。この装置には連続的な粒子供給機能が搭載されており、従来の大きな課題であったナノ粒子 (ナノパウダー) の凝集防止を可能にしています。
さらに渦電流の原理を応用することで、ナノ粒子を均一にプラズマへ供給でき、連続的かつ再現性の高いプロセスを実現しています。