コンフォーマルコーティング前のプラズマ処理でプロセスウィンドウを拡大し、高品質を実現

電子部品の使用環境がより過酷になるにつれ、防食を含む保護コーティングへの需要は高まっています。
自動車の車内やエンジンルームから軍事・航空宇宙機器に至るまで、電子機器を保護するコンフォーマルコーティングは、長期にわたりPCBの性能と信頼性を確保するために欠かせないプロセスです。
Openair-Plasma®(オープンエアープラズマ) による前処理は、プロセスウィンドウを拡大し、コーティング品質を高めることで、複雑なコンフォーマルコーティング工程を安定的に実現します。

コーティング工程における課題

コンフォーマルコーティング工程でよく発生する不具合には、オレンジピール (表面のざらつき)、気泡、剥離、不均一な膜厚、クラックなどがあります。これらは、コーティング材料や回路基板、部品の品質、オーブン条件 (温度プロファイルなど)、不純物、さらには塗布プロセス自体が原因となる場合があります。

コーティングの問題を解決するOpenair-Plasma®ソリューション

Openair-Plasma®による前処理は、これらの課題を解消し、高品質で信頼性の高い製品づくりを実現します。
表面エネルギーを向上させることでコーティング材が均一に広がり、気泡の発生を防ぎます。さらに、プラズマによる微細洗浄とコーティング密着性の向上により、剥離やディウェッティング (脱濡れ) を防止します。

特長と利点

Openair-Plasma®テクノロジー

  • 選択的:必要に応じて瞬時にオン/オフ切り替え可能
  • 環境にやさしい:湿式化学薬品を使用しないドライプロセス
  • 高いコスト効率:オイルフリーの圧縮空気で稼働
  • インライン対応:プラズマ処理時間がコンフォーマルコーティング工程より短く、タクトタイムに影響なし

次回のPlasmaTalksとイベントのご案内

今後の展示会とイベント

見本市やイベントでプラズマを身近に感じてください!

見本市
2025年11月06日 - 07日

MUSUBI 実装・組立展 姫路

会期:11月6日(木)・7日(金)

会場:兵庫県 アクリエ姫路 1F A/Bホール

見本市
2025年11月12日 - 14日

高機能素材WEEK【東京】2025

会期:11月12日(水)~14日(金)

会場:幕張メッセ

見本市
2025年11月12日 - 14日

Makuhari Highly-functional Material Week

このイベントは、最先端の材料技術とイノベーションを網羅的に展示する総合的な展示会です。

幕張メッセ

日本