Openair-Plasma®技術を使えば、接着性が弱くこれまで使用できなかった材料の組み合わせも可能に

Openair-Plasma®(オープンエアープラズマ) による前処理は、画期的な新しい製造プロセスや材料の組み合わせ、そして革新的な製品の開発を可能にするための前提条件を作り出します。 
プラズマトリートでは、プラズマ処理の新しい応用について著名な研究機関と共同で研究しているほか、お客様や業界のパートナーと連携し、常に新しいソリューションや産業応用の開発を進めています。

ナノコーティングによる新たな機能性の付与

PlasmaPlus®(プラズマプラス) ナノコーティングは、用途に応じて特定の機能を備えたコーティングを、材料表面の微細構造に形成します。このコーティング層により、材料にまったく新しい特性が付与されます。

特定の機能を選択的に材料表面を作り出すことにより、これまでにない機能を製品に与えることができます。導電性コーティングやバリア性を持つコーティング、薬理活性を有する機能性コーティングなど、その応用例は多岐にわたります。

環境に優しい新たなプロセスと最終製品

ドライなOpenair-Plasma® テクノロジーを利用すれば、湿式の化学薬品プロセスの多くを省略することができます。プラズマを用いた超微細クリーニングは、すでにあらゆる洗浄プロセスの代替技術として利用されており、大量のエネルギーを使用する乾燥工程が必要ありません。高効率プラズマ活性化により、環境に有害で、健康を害する接合剤やプライマーを使用する必要がなくなります。接着機能を大幅に強化することができるため、揮発性有機化合物を使用しない水性塗料や接着システムを代替材料として使用することができます。これらの特長を全て兼ね備えたOpenair-Plasma® を利用することで、コスト効率に優れた環境に優しい、そして有害物質を含まない製品の、新たな製造プロセスの実現が可能となりました。

プラズマによる技術革新:あらゆる業界分野における新たな用途

Openair-Plasma® テクノロジーの利用が想定される用途の範囲は無限に拡がっています。業界の多くの分野では、大気圧プラズマを用いた処理方法がすでに確立しています。ライフサイエンスや新型エネルギー、あるいは航空機や宇宙航空産業など、新たな応用ソリューションに関する研究が重点的に行われています。既に、太陽電池の保護コーティングや燃料電池の開発、革新的な炭素繊維材料を用いた軽量構造などの分野で飛躍的な成功を収めています。ヒトの皮膚の治療に関する初期臨床試験でも、将来の飛躍的進歩に向けたプラズマ技術の大きな可能性を探っています。

新素材を自由に利用

Openair-Plasma® テクノロジーを利用すれば、それぞれの業界において、原材料や材料の効率性、省エネルギーに関して年々厳しさを増す要求に応え、汚染物質や化学物質の使用を避けることができます。Demea(Deutche Materialeffizenz Agentur [ドイツ資材効率局])によれば、材料コストが占める割合(約45.4%)は人件費をも遙かに上回っており、各コストの中で最大となっています。Openair-Plasma® 処理は、工業生産において、これまで相性の悪い材料同士の接合に初めて成功した技術です。例えばポテンシャルフリープラスチックに対し、塗装や接合などの分野における加工に必要な特性を選択的に付与することができます。材料を自由に利用できる新たな時代がまもなく訪れようとしています。

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