最高の品質・外観 ‐ 携帯電話のOpenair-Plasma®前処理

現在の消費者向け電子機器市場では、純粋な技術的機能に加え、デザイン、外観、印象が購入を判断する主な要因となっています。

携帯電話の場合には特に、ケースのデザインの品質を最大限に高めることが重要となります。また製造業者は、一般的な品質・デザインに加え、環境に優しい製造方法を模索し、VOC(揮発性有機化合物)の使用を避ける方法を求めるようになりつつあります。

ここ数年、携帯電話(ハーフシェル)の仕上げにOpenair-Plasma®処理が利用され、成功を収めています。

  • 超微細洗浄のプラズマエネルギーにより、粒子をすべて確実に除去プラスチックケースの表面張力を高めることにより、仕上げ材の分散性・接着性を大幅に改善し、水性仕上げ材の使用を可能に製造の仕上げ段階におけるスクラップ率を大幅に抑制既存の仕上げラインへのプラズマ技術の組み入れが可能製造速度を高め、大幅にコストを削減

無極性材料でも可能な強力接着。シリコン製キーパッドのポテンシャルフリー前処理。

あらゆるコンピュータや携帯電話において、キーパッドは必要不可欠な要素です。またリモートコントロール型キーボードも、シリコンや導電性ゴムなど、湿潤性の低い材料を用いて製造されています。製造時には導電性フィルムを貼り付け、フィルム層の最上部にあるキーに触れた際に、フィルムとプリント基板とが十分に接触するようにします。

 Openair-Plasma®活性化を利用すれば、印刷プロセス中に施すコーティングに最も適した条件を整えることができます。また同時に 表面エネルギー を高め、材料の導電性を大幅に高めることもできます。

高機能携帯電話ディプレイの接合:溶剤を使用しないUV接着剤による接着を最大限に促進

携帯電話の製造では、ハーフシェルケースにポリカーボネートを接着するために利用可能な表面はごくわずかしかありません。最新型UV接着剤(透明カバーを通してUVを数秒間照射することにより硬化する一液系樹脂)を使用すれば、極めて高い電気絶縁性を確保することができます。

この面積の小さな接着面の接着機能を強化するためには、十分な前処理を施さなければなりません。Openair-Plasma® 活性化を行うことにより、先進材料を各種のプラスチックと組み合わせ、極めて効果的に接合することができます。 

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見本市
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2024年10月29日(火)~31日(木)

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j-dec 2024 日本ダイカスト展示会

2024年11月14日(木)~16日(土)

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