最高品質の家具パネルを製造する際の最大の課題の一つとして、接合線を生じることなくエッジ部分を確実に加工することがあげられます。この場合、エッジ部分の継ぎ目が見えないようにしなければなりません。家具パネルに接着剤を塗布した後、エッジバインディング装置を用いて家具のエッジ部分を接合します。従来は、このプロセスにより、接着部に黒ずみが生じていました。それよりも新しいプロセスではレーザー技術を利用していますが、インラインに組み入れるためには安全面で難しい課題が生じることがあり、また装置に関する複雑な工学的作業が必要となることがあります。
プラズマトリート社では、Niemann社、Jowat社、IMA社(エッジ加工装置製造業者)と協力し、接合線を解消する革新的なソリューション「Düstec®プロセス」を開発しました。Düstec®プラズマエッジによる作業では、装置に接着剤を塗布する必要がなく、接着剤の代わりに機能性ポリマー層を利用します。多くの製造業者がこのプラズマプロセスを利用し、さまざまなエッジバインディング加工仕上げを施しています。
エッジバインディング装置による加工中にプラズマを利用し、この機能性ポリマー層を簡単に活性化することができます。したがって、家具パネルにバンドをプレスし、直接接合することができます。このようにして、プラズマエッジを形成します。
既存の装置にも、コスト効率に優れた方法を用いて簡単に取り入れ可能
レーザー技術とは対照的に、Openair-Plasma®は(既存のエッジ接着システムなど)既存の装置に多額の資金を投じることなく、極めて簡単に取り入れることができます。プラズマ技術は、手動式ワークステーションからシンプルなスルーフィード装置、高速装置、二次元機械加工センターまで、あらゆる種類の装置に設置し、組み込むことが可能です。
DDS (5/2010)
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