サンドイッチエレメントによる断熱:プラスチック・金属表面層とPURフォーム(ポリウレタン)の確実な接合

建造物の断熱は、一次エネルギーを節約する最大の機会を提供する技術の一つです。最新型の断熱方法では、サンドイッチパネルを設置し、断熱機能を高めています。それにより、冬季には建造物からの熱放散を抑え、暖房費を削減します。一方、夏季には断熱機能により、生活空間、職場、貯蔵区画の無用な温度上昇を防ぎます。

商業用建造物の建築には、断熱性熱硬化性樹脂に鋼製カバー層を備えたサンドイッチ上部構造を使用します。このサンドイッチエレメントは、断熱機能の他、外壁としての静的機能や、窓・ドアの支持材としての機能も果たします。この種の商業用建造物壁の静的特性を確保するためには、PURフォームを最上層に確実に接合することが極めて重要な要因となります。

特に温暖化効果が懸念されるR11高圧ガスの代わりに、R141高圧ガス、ペンタン、水発泡性フォームを採用したことにより、最上層へのPURフォームの接着に深刻な問題が生じています。

大型パネルにOpenair-Plasma®前処理を施すことにより、プラスチック、ガラス、金属へのPURの接合機能を大幅に改善することができます(プラズマシステムによる表面活性化)。現在、プラズマ技術は、パネル製造用の連続ダブルラインシステムや非連続システムの製造に採用され、世界的に大きな成功を収めています。

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