繊維業界における高性能製造プロセスでは、糊の使用が不可欠です。繊維に糊付処理を施すことにより、光沢が増し、耐久性が強化され、ウィーヴィングやタフティングによる機械応力に耐えることが可能な最高レベルの仕上げを施すことなどが可能となります。
一方、この糊付処理こそが、その後の糸や繊維の加工に極めて有害な影響を及ぼす要因となることが明らかになっています。糊は疎水性を備えており、染色プロセス時に濡れ性を高めることが難しく、したがって糸や繊維へのカラーボンディングを妨げます。
樹脂に繊維を埋め込み、繊維強化複合材を製造する際には、糊を効果的に除去しない限り、樹脂と繊維に高品質の接合処理を施すことはできません。
Openair®プラズマ技術は、その物理的効果、化学的効果、熱的効果を利用し、糸から糊や品質改良剤を効率良く取り除く最適なプロセスを実現しています。またこのプロセスでは繊維を物理的に損傷することがありません。さらに(最も重要な要素として)環境に配慮した方法を採用しています。
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