10月14~18日まで開催されるプラスチック加工専門見本市Fakuma 2014にプラズマトリート社は出展します。ブースで行う処理実演でOpenair®大気圧プラズマテクノロジーの活用の多様性をご覧いただけます。
添加物のないプラスチックの表面がクリーンであるにもかかわらず、接着不良または接着やコーティングが全くできない状態であるなら、その原因は確実 にわずかながらの極性、そしてそれに伴う微弱な表面エネルギーにあります。プラズマ処理の次の工程、たとえば接着または塗装、印刷、発泡などで、この微弱 エネルギーをどのようにして、薬品を使わずに瞬時に向上させることができるかを会場のプラズマトリートブースで実演します。
今展示会では繊 維接合している軽量構造材の構造接着に重点を置いています。炭素繊維強化プラスチックまたはグラスファイバー強化プラスチック(CFK / GFK)は、良好な前処理なしでは接着が難しい材料です。CFK材の自動車ボンネットのプラズマ前処理を実演します。ここではYaskawaの6軸ロボッ トに搭載したプラズマノズルを使って処理箇所を選択し、ミリ単位の正確さで後にボディと接着させる部分を処理します。内側を処理できるなら、車体の外側も 同じく処理できます。プラズマノズルはコンパクトなサイズであるにもかかわらず、塗装や印刷前のCFK構造材の大面積を同じように処理するところをご覧い ただけます。
ウェザーストリップ業界にとっては他の展示装置も興味をそそられることでしょう。新製品のフルオートプラズマ装置Plasma-Tubeは、最大12本までのノズルで1000種類以上ものシール材形状の前処理が可能です。この装置の特長は材料の装填時間や型替えのための中断を最小化するため、既に高速処理を行っているプラズマ工程の経済性が更にアップします。
持 ち込まれたプラスチック部材へのOpenair®プラズマ処理の活性力を計測したいお客様には「Plasma-Bar」へご案内しております。テストイン クや接触角計を使って処理前の材料の表面張力がどれほど高いのか、また処理後の表面の変化をご覧いただくことができます。その横では、プラズマ処理前と処 理後のミニタブレット菓子ケースへの印刷の密着効果を接着テープによるテストを使い、お客様ご自身で体験していただけます。
また、ノベルティにも活用用途があります。プラスチックで覆われた冷蔵庫マグネットの柄をお客様がデザインできます!
ITW Morlockデジタル印刷システムに搭載されたプラズマローテーションノズルを使いプラスチックを前処理し、PCから直接材料へ印刷します。